単純な拡大は、すでにあるピクセルをより広い面積に引き伸ばすため、画像がぼやけます。アップスケーリングは、織りの方向、縫い目の線、ボタンの縁など、画像のなかにあるものを手がかりに、より大きく撮影していれば写っていたはずのディテールを推定します。その結果は、購入者がズームしても崩れません。
ただし、はっきりした限界があります。写真に含まれているものだけを材料にするという点です。Herofab の「高解像度化」ツールは解像度を二倍または四倍に上げ、新しい特徴を作り出さず、印刷された文字も変えずに、写真にあるものを鮮明にするよう指示されています。そのため、元画像でぼやけていたラベルは読めないままです。
アップスケーリングは、画像の出来はよいものの、マーケットプレイスの最小サイズやズームには小さすぎる場合の解決策です。ピントが合っていない写真や、照明の悪い写真を直すものではありません。また、アップスケーリングした画像は、文字、ロゴ、細かな柄など、ディテールが重要な箇所で実物の商品と見比べておくべきです。
