自社の背景が適しているとき
スタジオ白とスタジオグレーは衣料品に注目を集め、商品ギャラリーに向いています。ブランドが選んだ背景は別の役割を果たします。ブティックの床、ショールームの壁、ブランドのパッケージに使われている質感、ブランドのストーリーに結びついた通りなど、顧客が見覚えのある文脈のなかにコレクションを置きます。
シーズンを通じて統一感を保つ手段にもなります。フォトグラファーがロケーションで撮影したキャンペーンは、空のロケーションを一度撮影してそこにモデルを配置すれば、新しい商品で続けられます。ラインにあとから加わる商品も、汎用的な場面ではなく、最初の撮影と同じ場所に並びます。
場面とモデルを組み合わせる仕組み
背景写真は、衣料品の写真と並ぶ独立した参照として渡されます。指示は被写体をその場面に、遠近感、水平線、光の向きを合わせて配置するよう求め、場面を描き直したり作り変えたりすることを禁じています。衣料品のルールは変わりません。商品は撮影したままの色、形、ディテールを保つよう指示され、ポーズとモデルはほかの背景と同じように扱われます。
光の設定は言葉で描かれるロケーション向けのもので、ここでは適用されません。渡した写真の光が、画像の光になります。ゴールデンアワーに撮った写真なら暖かい画像になり、複数の照明が混ざった室内なら、その色かぶりも引き継がれます。背景写真の色は、納品された画像の一枚一枚であとから直すのではなく、アップロードの前に補正してください。
納品された画像で確認すること
まず足元を見ます。立っているモデルは場面の床に接していなければなりません。靴が床に乗り、影が写真のほかの影と同じ向きに落ち、ドア、椅子、階段と比べて人物の大きさが自然であることです。モデルが浮いて見える、あるいは出入口より大きく見えるなら、背景写真の床が少なすぎたか、角度が急すぎたしるしです。
次に、どの試着とも同じように、衣料品を実物と比べます。場面の光のなかでの色、プリント、ボタン、レースやフリンジのような細い縁です。場面の光の色が強いと、画像のなかの衣料品に色が移ることがあります。色がずれる場合は、ニュートラルな自然光で撮った、よりシンプルな背景写真のほうが元の写真として適しています。